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「左岸」「右岸」 (2008)

左岸左岸
(2008/10/11)
江國香織

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右岸右岸
(2008/10/11)
辻仁成

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お借りした左岸・右岸を一気読みしました。
最初読んだ左岸は茉莉という女性の50年間を描いているんですが
どうも読み始めこの人が好きになれなくて・・・
若い頃の茉莉は若さゆえ自分をよく分からず
常に誰かに依存していて魅力的には思えませんでした。

彼女と付き合う男性は不幸なる
男を見る目が無いのか・・・
運命なのか

結婚して女の子を一人で育てていき
娘のさきが茉莉によく似た世間ずれした子となり
そのやり取りに共感を強く感じました。・苦笑
娘って自分の嫌な部分引き継ぐのよね。
反発するさきを見ていると
母と娘は衝突する時期があるんでしょうね。
家庭を捨てて男との海外での生活を選んだ茉莉の母喜代
母を母親でなく女性として理解するのは娘としては苦しい

右岸で九ちゃんも母親を女性として見れなくて苦悩してたっけ

波乱万丈な人生
10代で男と駆け落ちし
違う男と実家に戻り
新たな男と結婚して普通の幸せを送るが
急な終わりを迎え
パリにモデルとして暮らしたり
酒飲みで・・・バーを経営
身内とのとの永遠の別れ
その間にも沢山の出会いをする

自分を飾ろうとしない茉莉
彼女が独り立ちした辺りから読みスピードが上がりました。

そのまま読み始めた右岸
特殊な超能力を持ち
ヤクザな父親との家庭環境に育つ主人公九ちゃん

幼馴染で親友でもあった茉莉の兄との死
初恋の相手の茉莉とも結ばれない思い
気持ちがピュアで
自分に自信が持てない
優しい彼
身体にコンプレックスを持ち
不思議な能力が人を呼ぶ

愛する人を不幸にする

本当の自分を探す旅で
彼は沢山の出逢いを経験する

この九ちゃんの不器用さが好きです。
でも恋愛したらかなり疲れるタイプでしょう。・苦笑
彼の身体のコンプレックスはどこか滑稽でコミカルにも感じる
その不思議なものに惹かれる女性も多いのですが。・笑
でも実際に問題なのは別のものにあるように思える

誰しもが大なり小なりのコンプレックスがあるでしょ
それとどう向き合い克服するか
人生において大きな課題のような

私は自己表現の下手さに凹む事が多い
言葉でも文章でも
思ったことの半分も表現できない
上手くなりたいというより
自己満足でもいいからスッキリした。
なのでココでは修行中。・笑

右岸を読み終え
左岸の良さが理解でき補足にもなる

でも惹きつけられたのは辻版 右岸

宿命は変えられないけど
運命は変えられる

幼馴染の惣ちゃんが九ちゃんに投げかける言葉の数々

どれも身に沁みる

探究心ゆえ自らの死を選んだ惣ちゃん
生と死は同じくらい深いもの
大きな世界を求め旅立った

嫉妬ほど愚かなものはないと言い切ったはずなのに
九ちゃんの不思議な能力の前に
なぜ自分には出来ないと思う惣ちゃん
早熟な面とまだまだ子供な両方がぶつかり合う
善と悪 人は両方を持ち合わせてる

人生は川の流れのよう
年月と共に流れも早くなく川幅もひろくなり
下流ほど飛び越えたり出来なくなる

年を重ねると変わることが恐ろしく難しく感じる

九ちゃんは焦って変えようとしない
どちらかと言えば身を任せる

出会った人の言葉に耳を傾け
迷い悩み考える

茉莉を思い続ける九ちゃんはかなり女々しくウザイ面もある

でも年のせいかこの弱さにも魅力を感じる・苦笑

生きていくって辛い事ばかりだから
小さなシアワセを大事にする

出逢いの大切さ
人との結びつき


読みながら人生について想いを膨らませた本でした。

胸に残ることばもいくつかありました。

辻さんの本は好きなんだけど
どこか緩さがあり詰めが甘くも感じながら・・・
それがイイんだろうなぁ。

とってもまとまりませんが取り合えずUP
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