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東京国際映画祭 チェックリスト

インポッシブル(アジアン・プレミア)
2004年のクリスマスの翌日、スマトラ沖でマグニチュード9.1の地震が発生し、巨大津波が近隣諸国に甚大な被害をもたらした。本作は、津波に飲みこまれたスペイン人一家が経験した、まさに「インポッシブル」な実話を映画化したものである。スペイン人夫婦をナオミ・ワッツとユアン・マクレガーに置き換え、実際の出来事が克明に再現されている。10分間に及ぶ巨大津波のシーンの撮影には1年を要し、ワッツは1か月以上を水槽タンクの中で過ごして生死の狭間で格闘する母親を熱演している。本作が長編2本目となる監督のJ・A・バヨナは、処女長編の『永遠のこどもたち』(07)がカンヌで喝采された後にスペインで歴史的なヒットを記録し、一躍脚光を浴びた若手である。究極の状況下に置かれた家族の絆というテーマが、ホラーテイストに感動的な親子愛を融合させた前作に通じており、ダイナミックな映像と巧みなストーリーテリングを操る才能の今後が期待される。

老人ホームを飛びだして(アジアの風)
『こころの湯』(99)『胡同(フートン)のひまわり』(05)のチャン・ヤンが監督し、錚々たるベテラン俳優陣が競演した人情派コメディーの傑作。テレビの仮装番組に応募した老人グループが、降りかかる困難もなんのその、天津のテレビ局をめざす。

未熟な犯罪者(アジアン・プレミア)
保護観察中の16歳の少年が祖父を失い、天涯孤独の身となろうとするその時、死んだはずの母親が現れる。彼女は17歳の時に彼を産み、逃げたのだった…。未熟すぎる母親と大人になれない少年のせつない関係を、瑞々しさ溢れる役者の魅力を得て繊細に綴った親子の物語。

恋の紫煙2(アジアの風)

ジーミン(ショーン・ユー)とチョンギウ(ミリアム・ヨン)の大人の恋の物語『恋の紫煙』(TIFF10出品)は、肩身の狭い喫煙所で出会ったジーミンとチョンギウが愛を育んで同棲するまでを描いたが、続編となる本作は、半年で嫌気がさしたふたりが同棲を解消するくだりからはじまる。ジーミンは飛行機で出会った客室乗務員のシャン・ヨウヨウに一目惚れして恋に落ち、チョンギウは職場の異動先の北京でIT企業に勤めるマレー系華人のサムから求婚される。2組のカップルの行く末やいかに…。TIFFがほぼ全作品を紹介してきたパン・ホーチョン監督は、いまや香港映画界きってのヒットメーカーとなり、今年に入って本作とそれに続く“Vulgaria”(低俗喜劇)が相次いで大ヒットを記録。本作は香港国際映画祭のオープニングも飾るなど、香港映画界はときならぬパン・ホーチョン・ブームに沸いている。

光にふれる(アジアの風)

目が不自由なユィシアンは希望や情熱をピアノにのせて表現する非凡な才能を持っている。その才能を磨くため、それまで支えてくれた家族のもとを離れて都会に住み、音楽大学に通い始める。そんなある日、ダンサーをめざしながら挫折しかかっているシャオジエに出会う。ユィシアンと交流するうちにシャオジエに前向きな気持ちが芽生え、やがて彼女はダンスの国際コンクールに挑戦する。ユィシアンもまた仲間たちと夢に向かって飛翔していく…。盲目の天才ピアニストとして知られ、日本公演もおこなっているホアン・ユィシアンが本名のままユィシアンを演じている。シャオジエ役のサンドリーナ・ピンナは『ヤンヤン』(TIFF09出品)などの人気女優。チャン・ロンジー監督は『ぼくのフットボールの夏』(06)で台湾金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した俊英。本作は短編“The End of the Tunnel”(黒天)(08)をもとに長編化した作品である。
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